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2022年04月16日
新しい乾燥機がやってきました。
新しい乾燥機を導入することになりました。
下は乾燥機を弊社のライスセンターに搬入するところを映した動画です。
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動画で伝えきれなかった内容を書いてきます。
乾燥機は収穫した稲を乾燥させる機械です。
お米は籾殻という殻に覆われています。一般的にお米はこの籾殻を剥いて食べます。
収穫したてのお米(「籾」といいます)は水分を含んでいます。水分を含んだ状態では籾殻は剥きにくく、また保存性もよくありません。
そこで、乾燥機の出番です。
乾燥機は火力と風力で籾を乾燥します。
そして無事乾燥を終えた籾は籾摺りという工程を通ります。
籾摺りは籾を玄米にする作業です。
古来、籾摺りは籾摺り臼を使ってうすに入れた籾を杵でついていたそうです。
機械化が進んだ現代では籾摺り機という機械で籾摺りを行います。
弊社ではゴムロール式を呼ばれるタイプの籾摺り機を採用しています。籾摺り機は2つの回転するゴムロールの間を籾が通過する際に、そのロールの回転差によって籾殻を摺り落とします。
籾殻を剥かれた籾は玄米と呼ばれ、炊飯器に入れれば食べられる状態になります。最近では玄米は健康にいいとされ、健康ブームに乗っています。
弊社では玄米の状態で温度管理を徹底して保存しています。
お米は白いものです。ですが、玄米は茶色です。茶色い玄米は精米と呼ばれる工程を経て白いお米、「白米」になって皆様のお手元にあります。
搗き立てのお米は一味違います。なので弊社ではご注文を受けてから精米を行っています。
精米は精米機という機械で行います。摩擦力を使って玄米を削っていきます。削りカスは「糠」と呼ばれ、肥料やぬか漬け、さらには春が旬のタケノコを煮る際にも使われます。稲は隅から隅まで使われます。
季節外れですが稲について語りました。いかがでしたでしょうか?稲はこれからがシーズンです。日々の地道な努力を怠らず、お客様方にいつも通りおいしいお米を提供できるようにこれからも精を出していきます。